XD Entertainmentが開発中のスマホ、PC向けタクティクスRPG『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』。本作は、戦乱に陥った古国イリアにある町“鈴蘭”で活躍する傭兵団“鈴蘭の剣”の物語を描いた作品だ。そんな本作には、名作タクティカルRPG『タクティクスオウガ』『ファイナルファンタジータクティクス』などの楽曲を手掛けた崎元仁氏が音楽プロデューサーとして参加している。
本作は、中世のファンタジー世界を舞台に、主人公が部隊を編成し、手に入れた「定められた運命を変える力」によって戦乱や陰謀に立ち向かうシミュレーションRPG。『タクティクスオウガ』『戦場のヴァルキュリア』など多数の作品を手掛ける崎元仁氏が音楽に参加しています。
Q&Aセッションでは最初に本作のリリース日についての質問が行われています。開発は昨年の延期を含めて継続的な高品質作品を提供することを考えており、正式な発売日が決定次第あらためて伝えるとしています。なお、本作は現時点で2024年のリリースを予定しています。
また、キャラクターの見た目カスタマイズやUI改善、マルチプレイヤー要素の質問については現在取組中であることを報告。本作は主人公が基本的には特定ステージ以外戦場に出ない(サポートアクションを使用可能)ですが、ユーザーから「主人公のプレイアブル化」を望む声も多いようで、実装に向けて前向きに検討しているとして、今後の続報を待ってほしいとコメントしています。
ガチャはストーリー要素に関係しないことを強調
セッションではそのほか、ローカライズについての不満や追加言語についての意見をピックアップ。本作が『ファイナルファンタジータクティクス』などの名作にインスパイアされ伝承やストーリーテリングを重視していて、現在は品質アップに努めていると回答しています。このローカライズ作業が大きくリリース日へと影響しているようです。
また、本作のいわゆる“ガチャ要素”について、本編ストーリー部分には関わらない要素であることを説明しています。ゲーム内ではガチャで手に入れたユニットを使用するステージ攻略メインの「愚者の旅路」とストーリーモード「運命の螺旋」と呼ばれるモードがあり、ストーリーモードの「運命の螺旋」は物語で加入するユニークユニット・汎用ユニットを使用します。
「運命の螺旋」を解放するためには特定アイテムが必要ですが、体験版では「愚者の旅路」で入手できるもので、遊べる範囲ではほとんど入手できませんでした。このアイテムについて、ユーザーから「どれくらいオンライン(愚者の旅路)をプレイすればいいのか」という質問に対し、ログインボーナスで入手できるメカニズムを採用したとしています。
遊び応えのあるタクティカルRPGが好きな人におススメ
戦略性のあるタクティカルバトルや自由度の高い育成、そして戦争を題材とした重厚な物語が楽しめる本作。物語は舞台劇スタイルで進行し、登場人物たちひとりひとりにスポットが当たり、彼らの抱える想いがしっかりと語られるので、かなり没入感となっている。その中で、崎元氏の音楽が加わることで、戦争を題材とした物語の重厚度も倍増。シリアスな戦争ドラマが好きな人にはたまらない内容となっている。
そんな本作は、2023年リリース予定。基本プレイ無料であり、無課金でも楽しめるタイトルになっているので、遊び応えのあるタクティカルRPGを求めている人は、本作にぜひ注目してほしい。